松本人志「ワイドナショー」出演取りやめでも露呈…フジ「バラエティー復権」の危うさ

公開日: 更新日:

 14日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)は、今月8日に活動休止を発表したダウンタウン松本人志(60)を巡る週刊文春の「性的強要疑惑」報道を特集した。松本は8日に自身のXで、同番組に「出まーす」と投稿したが、結局取りやめになった。MCの東野幸治(56)はこの日、「ワイドナショーに出演する話も当初ありましたが、今回はフジテレビと吉本興業双方で協議し、総合的に判断した結果、最終的に出演はなしになりました、というところなんですけど」と、文面を読み上げて経緯を説明した。

 吉本興業を通じて活動休止を発表した松本が、「無実無根なので闘いまーす。それも含めてワイドナショー出まーす。」とXに投稿した直後から、SNSだけでなく、ロンドンブーツの田村淳(50)などからも疑問の声が出ていた。

「局内では、『どうやら松本さんが本当にワイドナショーに出るらしい』という話が広まっていました。さすがにそれはあり得ないだろうという声もありましたが、『バラエティー班だったら全然あり得る』という声が大半でした。もちろん、今の松本さんを出すなんてあり得ないと思うのがテレビ局で働く者の普通の感覚ですが、『出演する話が当初ありました』と認めるコメントを東野さんが読み上げたわけです。フジのバラエティー班は局内でも、独立部隊みたいな感じになっていて、他の部署の話に聞く耳を持たない。『ワイドナショーは、そもそも松本さんが立ち上げた番組だし、ぶっ壊すのも松本さんってことだろう』『バラエティー班は話題になればなんでもいいと思っているフシがある』という社内の空気があったのは確かです」(フジテレビ報道関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 3

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  4. 4

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  5. 5

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  1. 6

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  2. 7

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも