漫画家・芦原妃名子さん急死…背景に「ドラマ制作側の原作や著者に対するリスペクトの欠如」

公開日: 更新日:

 連ドラにもなった「セクシー田中さん」などで知られ、29日に自殺したとみられる漫画家の芦原妃名子さん(50)はドラマ化された脚本をめぐり、日本テレビ側とトラブルになっていた。

■「漫画に忠実に描く」が反故に

 ドラマ化に際し芦原さんは「漫画に忠実に描く」との条件で許諾したものの、蓋を開けてみればそれらが反故にされ、原作から大きく逸脱した脚本が提示された。それを関係者に訴え、SNSでも《枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい》などと繰り返していた。

「原作をドラマ化や映画化する、業界で言うところの『2次使用』をめぐっては、こうした問題は今に始まったことではありません。『魔女の宅急便』の原作者・角野栄子さんも、スタジオジブリで映画化された作品を見て、驚いたと語っています。展開は違うし、ニシンパイのエピソードは原作にないのですから当然。しかし、今回そうしたトラブルによって命を絶ってしまったとすれば、言葉もない」とドラマ制作関係者は言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?