「千と千尋の神隠し」の主題歌を歌った木村弓さん 長年の体調不良を克服しコツコツと音楽を

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 発声や体調に支障を感じながらも、コンサートをコツコツ続けてきたのだ。

「ちょうど元気になりだした頃に始めた『オーケストラで聴くジブリ音楽』というコンサートは、今も続けています。N響団友オーケストラの演奏をバックに、『耳をすませば』で『カントリー・ロード』を歌った本名陽子さんらと一緒に。中国や台湾にも行きましたよ。ソロライブのときは、夫のピアノを頼りに。聴いてくださる方の生きる励ましに少しでもなれば、という気持ちで、いつも歌っています」

 コロナでコンサートが減った時期には、長年、木村さんの活動を支えてくれた父親が94歳で逝去。木村さんは父親や認知症になった義母の世話に追われながら、流山市の新設校である市立おおぐろの森小学校、同中学校の校歌などの作曲も行った。

「『千と千尋の神隠し』がヒットしたときは、体調のこともあり、活発に活動できませんでしたが、長く苦しい不調の時期があったからこそ、人の痛みや弱さに共感でき、少しでもそれを声にのせることができるのではないか、と思います」

■「私の名前を知っている人はほとんどいないと思いますが…」

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