AKB48「劇場」18年ぶり全面リニューアル! “会いに行けるアイドル”の原点に回帰

公開日: 更新日:

■「“柱”は残してほしい」

 キャパ250人の劇場の初日のステージでは、1期生メンバーの20人より少ない7人しか観客が入らなかったことは今となっては語り草だが、その後、AKBは国民的アイドルへの階段を上り始める。

「文字通り“会いに行けるアイドル”で、最初はフラッと行って、普通に並んでチケットが取れたんですが、人気が出てくると朝4時から並ぶようになり、次第に抽選となりました。初期の頃は、舞台のセリがあがらなくなったり、これも独特の風習ですが、仕切るヲタがいなくて、アンコールの声が上がらなかったりしたこともありましたね」(大島氏)

 2006年、メジャーデビューを果たしてからは、“神7”など、人気メンバーは、ほとんど劇場公演には出演しなくなった。さらに、その後、「坂道系」などライバルグループに押され、グループ自体の人気が低迷して久しい。

「今は抽選ですが、チケットは結構、取れますよ。以前に比べて、バラエティーで活躍しているような一般的に有名なメンバーは正直いませんが、若い子たちがみんな頑張っています。文字通り、“会いに行けるアイドル”の原点に戻ったわけです。AKB劇場といえば、建物の構造上取り外すことができない、客席にあった2本の大きな柱が有名です。そこの後ろの席は、舞台が見にくいのですが、そこに年に一度、メンバーがテープを貼っていくのが恒例になっていました。改修されてもその柱のテープは残して欲しいものですね」(大島氏)

 劇場のリニューアルとともに、“原点回帰”するAKB48令和のリベンジは始まるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」