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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

小島よしおには笑いの才能はないが、人を元気にする才能はある

公開日: 更新日:

「意識しているのは、ライバルにならないような場所に行こうってこと」
 (小島よしお/NHK「ワルイコあつまれ」5月7日放送)

 ◇  ◇  ◇

「そんなの関係ねえ!」で、一世を風靡した小島よしお(43)。現在、テレビでの露出こそ減ったが、いまも子供に大人気。子供向けライブを年間約150本も行い、親子連れが詰めかけ、みんなで「そんなの関係ねえ!」を大合唱している。

 そんな小島は、記者に扮した子供に「大人にはウケなくなったから子供向けにシフトしたんですか?」と痛いところを突かれ、「あのー、結構正解ですね」と苦笑しつつ「周りで子供向けのライブをやっている人がいなかったから」と答えた。さらに「ライバルは誰?」と問われ、「競争に強くないから」と返した言葉を今週は取り上げたい。

 小島はお笑いユニット「WAGE」のメンバーとしてデビュー。2006年に解散し、ピン芸人として活動を始め、翌年には大ブレークした。だが、09年ごろになると仕事は激減。典型的な「一発屋」の道をたどった。しかし、小島はターゲットを子供に限定することで“復活”を果たしたのだ。

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