怪獣造形のレジェンドが初監督「カミノフデ」に充満する特撮愛 この夏はインディーズ特撮映画が熱い!

公開日: 更新日:

 また「ゴジラVSビオランテ」(89年)から“平成”と“ミレニアム”のゴジラシリーズでデザインを手掛けた西川伸司がヤマタノオロチのデザインを担当し、佐野史郎釈由美子斎藤工映画監督の樋口真嗣が俳優として出演するなど、特撮映画ファンの心をくすぐるスタッフ、キャスト陣が集結。全編に特撮愛が感じられる作品になっている。

■ゴジラ映画の公開から70年

 今年は「ゴジラ-1.0」(2023年)のVFXを担当した山崎貴をはじめとする白組の調布チームが、米アカデミー賞の視覚効果賞を受賞して話題を集めたが、ハリウッドから見れば低予算といわれたこのゴジラ映画も、日本の土壌からすれば大作。一方で特撮映画はインディーズ作品として、再び脚光を浴びている。現在公開中の井上森人監督による「温泉シャーク」は、架空の温泉地を舞台に高温にも耐える体質を持ったサメが温泉で人々を襲う日本初のサメ映画。製作資金をクラウドファンディングで募って完成にこぎつけた作品で、サメの造形はもちろん、ミニチュアや爆破シーンも満載の特撮エンターテインメント作品だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」