神田沙也加さん元恋人・前山剛久「復帰宣言」にもう一つの障壁…チケット高騰でミュージカル界は汲々

公開日: 更新日:

「ただ、それは難しいかもしれませんね。というのも、ここ1~2年、演劇・ミュージカル界はチケット価格が高騰し、ファンが悲鳴を上げています。これまでは、お気に入りの舞台は上演期間中に何度も観賞する人が多かった。ところが最近のチケット高騰で状況が様変わり。ソールドアウトの作品もありますが、《行きたくても金銭的に厳しい》という人が多くなって、チケットが余る作品が増えてきた」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。

 最近上演されたミュージカルのチケット料金をチェックしてみると、S席で1万6500円とか1万7500円と確かに高価格。高騰を嘆くSNSの書き込みは増える一方で、《どんなに好きな舞台でも一度しか観に行けなくなった》《リピートしたくてもお金がない》《S席の範囲が広くなりすぎて、価格に見合わない席がある》なんて悲痛な声も……。

「価格が上がり、リピーターが減少し、結果、チケットが余って赤字が心配される。客席に空席が多いとカンパニーの士気も下がる。会員制のファミリーセールサイトなどで割引価格で出回る作品もあります。チケット価格のさらなる上昇も予想され、舞台ファンがついていけるか心配です。この状況で、《表舞台で見たくない》と拒否反応を示すファンもいる前山さんを、あえてキャスティングしようと企画する関係者がいるかどうか」(前出のエリザベス松本氏)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」