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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター、現代デジタル、芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も

公開日: 更新日:

期待値の高さから落胆の声も

 しかも、「劇場版ドクターX」には、かなり高めのハードルが設定されていたという。製作サイドからこんな声も聞こえてきた。

「『ドクターX』がターゲットにしていたのは、今年8月に公開されて大入り満員が今でも続いている満島ひかり(39)主演の『ラストマイル』(東宝)だったんです。8月下旬の公開から4カ月が経ち、数字も緩やかに下がり始めるであろう時期に、満島から米倉が“興収の女王”に取って代わるというイメージだったのですが……」

「ラストマイル」の興行成績は公開から15週目強で、すでに約58億9800万円という驚異的な数字を記録している。60億円突破は時間の問題だろう。

 そんな単発の映画に、2012年10月期から始まった“大門未知子”が決めゼリフさながら「失敗しないので」と意気込んでいたとしても何ら不思議ではない。大健闘なのだが、期待値が高すぎたために製作サイドの落胆は隠しきれないだろう。

 それにしてもなぜ、「ラストマイル」と「劇場版ドクターX~」は、これほどまで差がついてしまったのか。筆者の試算が正しければ、ほぼダブルスコアで「ラストマイル」の勝利だ。映画関係者を取材すると、最も多かったのが「ラストマイル」の企画力という声。人気脚本家、野木亜紀子氏のオリジナル脚本に、彼女が手掛けた「アンナチュラル」「MIU404」(ともにTBS系)という2つのドラマの要素を詰め込んだ“シェアードユニバース”の手法を取り入れたことも勝因の一つとなった。

「『ラストマイル』は満島の“物流倉庫のセンター長”という地味な役どころの設定に、面白みに欠けるとの不安の声も多かったのですが、その個性的な演技に驚かされましたね。生き生きとして、表現力が繊細で、産毛の一本一本まで“舟渡エレナ”だったのです。一方の米倉は年齢の問題や病気の影響があるのか、どこか精彩を欠いているようにも見えました」(映画関係者)

 “興収の女王”は満島に落ち着きそうな年末の現状だが、「大門未知子はこれで最後」と“当たり役”を離れた米倉。これから女優として、どう幅を広げていくのかに期待したい。

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