中山美穂デビュー直後の秘蔵写真を“プロアイドルヲタク”が語る…急逝から10日、広がるミポリンロス

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■“アイドル女優”の先駆け

 85年1月に「毎度~」で一躍有名になると同年6月「C」をリリース。同時に同曲が主題歌の「夏・体験物語」でドラマ初主演を果たした。

「この写真はその頃のもので、『夏・体験物語』の収録の帰りか何かだと思います。当時、彼女は、15~16歳。出待ちをしていて、帰り際に話しかけると、少し照れながらニコニコと話をしてくれて、最後は手を降って車で帰っていった。85年の映画『ビー・バップ・ハイスクール』では、不良高校生のマドンナ的存在で、セーラー服がすごいハマっていましたが、素顔の彼女は不良っぽさとかは全くなくて、ファン思いの優しい子でしたね」(大島氏)

 その後も、「ママはアイドル!」(87年)、「君の瞳に恋してる!」(89年)と、ドラマに出演し続ける一方で、90年代に入ってからも、前出の「世界中の誰よりきっと」がミリオンセラーになるなど、アイドルと女優の二刀流で活躍し続けた。

「いわば、アイドル女優の先駆け的な存在。当時、アイドルは“3年間ヒットを出し続けるのは至難の業”とされ、80年代は“アイドルの賞味期限は3年”などといわれていた中、彼女は、20代になっても、歌手と女優の両方で活躍し続け、アイドルファンならずとも誰からも好かれる存在になった。ご冥福をお祈りします」(大島氏)

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