著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

かまいたち「新春!爆笑ヒットパレード」のMCに抜擢 先の読めない生番組が一番力を発揮できる場なのだ

公開日: 更新日:

 デビュー当初は同期と比べてもMCははっきり言って下手な方だったと記憶しています。それが場数を重ねて、努力で埋めてきたのがかまいたち。あれだけテレビのレギュラーを持ちながら、昨年は東京・大阪の単独ライブでコント3本、漫才3本をつくってくる愚直さはなかなかできるものではありません。

 そんな現場を数多くこなしてきた2人にとって、先の読めない生番組が一番力を発揮できる場。他の番組で頭角を現している先輩芸人の千鳥サンドウィッチマンを超えて、かまいたちがMCに選ばれた理由のひとつではないでしょうか。

 また15年の長きにわたったMCのナイナイから、次の世代へ交代というタイミングに、ちょうど上昇気流に乗ってきた運の良さは、今後の飛躍を暗示しているような気がしています。ちょっとホメすぎたかとも思いますが、2人がこの世界に足を踏み入れた、その日から見続けてきた贔屓目があればお許しください。

 忙しい中でも漫才、コントの新ネタをつくり続けるかまいたちは、これからも着実に階段を上っていってくれるでしょう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?