元日テレ町亞聖さんがフリーアナとしての活動に加えて「ヤングケアラー問題」に取り組む理由

公開日: 更新日:

介護保険制度ができたのが2000年、国も自治体も支援に動いてはいますが、今なお進学や仕事を諦めてしまう人がいるのも事実です。我々は保険料を支払い、国民年金も医療も介護もすべて自分たちが支えているのに、日本人特有の権利意識の低さ、知識や関心のなさで損をしていると思うのです。申請さえすれば免除される制度があるのに、知らないままでは本当にもったいない。社会福祉は向こうから訪ねてきてはくれないのです」

 テレビと新聞がメディアの中心だった時代には自分たちに伝える責務があるという思いでやってきた町さんだが、時代も社会も変化した今、いかに声を上げ、情報を得るかの備えも重要だと話す。

「私自身も人を頼るのはいまだに苦手ですが、だからこそ困った時に助けを求められる『受援力』を身につけてほしいと思うのです」

中尾ミエさんとの縁は「財産」

 さて、「女子アナブーム」全盛期にアナウンサーとして活躍していた町さんに当時のお話を伺うと……。


「私の少し上の世代がいわゆる女子アナブームでしたが、日テレは当時から堅いテレビ局でアナウンス部もすごく厳しい部署で。私が入社する前ですが先輩がスーパーJOCKEYで生着替えをして、波紋を呼びましたけど(笑)、その影響か私たちは水着になるようなことはなく、守られていましたね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲