中居正広氏「性暴力」とハリウッド「ワインスタイン事件」の類似点…日本版《#MeToo》再燃にTV界は戦々恐々

公開日: 更新日:

 フジテレビの第三者委員会が認定した中居正広氏(52=写真)の「性暴力」で思い出されるのが、2017年に発覚した米ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン受刑者(73)による性的暴行事件だ。

「ワインスタイン受刑者は『ハリウッドの帝王』と称されるほど映画界に絶大な影響力を持っていましたが、女優らに対する長きにわたる性暴力、そして隠蔽工作をしていたことをすっぱ抜かれ、被害女性が声を上げる《#MeToo運動が広がる契機になりました。ワインスタイン受刑者は2020年に禁錮23年が言い渡され、現在も刑務所に収監されています」(在米ジャーナリスト)

 中居氏は大物映画プロデューサーというわけじゃないが、「構図は似ていますよね」とスポーツ紙芸能担当デスクはこう続ける。

「中居さんは国民的人気を誇ったSMAPの元リーダーというトップアイドルで、ほかの多くの芸能界、スポーツ界の大物に人脈がある、番組に絶大な影響力を持つMCだったわけです。第三者委の調査報告書にもありましたが、フジテレビの編成部長にまで上り詰めた人物を“パシリ扱い”している姿を目撃した周囲が、《この人に逆らったら仕事ができなくなる》などと恐怖を覚えるのは当然です。それは被害に遭った元フジ女性アナのAさんだけに限らないでしょう。そもそもテレビ局の編成部長自体が、番組の存続を左右できる“権力者”ですからね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?