フジテレビ女性記者たちが第三者委に明かした「政界セクハラ汚染」の実態…反町理キャスターへの大甘対応も悪影響

公開日: 更新日:

 フジテレビの第三者委員会の調査報告書は、政界の「ハラスメント横行」もあぶり出している。同局社員アンケートの結果、取材先である政府関係者などからセクハラ被害を受けたとの声が続々と集まったのだ。

 政治部を含む報道局の女性社員のうち、自らの体験としてハラスメント被害を受けたと答えた人は26.7%。全体における割合(7.2%)よりも、かなり高い。被害内容もセクハラの方がパワハラを圧倒的に上回る。

■「体を触られた」「ホテルに行こう」「キスされた」…

 具体的な内容を問うと「会食で体を触られた」「ホテルに行こうと誘われた」「キスされた」「体に関する情報を教えたら情報を渡すと言われた」「車内で手を握られた」とさまざま。回答者に第三者委メンバーがヒアリングを行うと、こう語ったという。

「『デートしようよ』とか『ホテル取ってるからそこでゆっくりしゃべろうよ』といった誘いがあった。断っていたが、嫌われるとネタが取れなくなるので、相手の機嫌を損ねないように『代わりに食事行きましょう』と誘ったり、連絡を密に取るなどの手当てを講じていた」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし