「時代と寝た男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」
加納「うん。おそらく禅って、ああいうものなんだろうな。人間って、意識するしないにかかわらず、なんか考えてるじゃない。そういうものがすっ飛んで、走ってる時なんかは全くそういうことを忘れさせてくれる。バイクではそうはいかないからね」
増田「4頭の馬っていうのは1度に手に入れたわけではないと思うんですが、1頭ずつ例えば他の牧場の人から購入したとか、そういう感じなんですか」
加納「俺の馬は基本、王国で生まれたものだったけど、馬喰さんが持ってきた馬もいたと思う。細かく覚えてないけど、そんな感じ。王国全体ではけっこうな数がいたよ」
増田「15頭くらい?」
加納「いや。もっといた」
増田「20頭とか」
加納「うん。もっとかも」
増田「そのうちの4頭が典明さんの所有だったと」