著者のコラム一覧
増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(11) 犬、馬、熊…みな担当を持つ中、ぶらぶら好きなことをやった

公開日: 更新日:

 小説、ノンフィクションの両ジャンルで活躍する作家・増田俊也氏による新連載がスタートしました。各界レジェンドの一代記をディープなロングインタビューによって届ける口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇
 
増田「冬の北海道は家の中が暖かいというイメージは内地の人にはわかりづらいでしょうね」

加納「そうそう。住んでみないとわからない。ただね、外に出ると、北海道の寒さとか、雪だの氷だとか、自然環境というのがやっぱり目新しくて。新しい世界っていうんで、結構それは精神的には楽しんでたな」

増田「もちろん下水ないですから、トイレは汲み取りで、凍ってしまわなかったですか。出したものが」

加納「いや。そういった業者が来るわけだから、王国には。別に苦労はなかったよ」

増田「当時王国内で一緒に暮らしてた人っていうと、畑さんの弟のヒゲさんとか。それから女性だと、純子さんとか、ヒロ子*さんとかいましたよね」

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