都議選では繰り上げ、地方市議選は通常どおり、参院選では休止…NHK大河と開票速報の悩ましいバッティング

公開日: 更新日:

 ただ、そんな影山氏であっても、「納得がいかない点がないわけではない」とも語る。

「私が住んでいる兵庫県尼崎市では、都議会選挙の1週間前となる6月15日に市議会選挙がありました。尼崎の市議会選挙と国政を占うことができる都議会選挙を同列に語ることはできませんが、それでも、地方議会の選挙という点では似たような要素はあると言えます。ただ『都議会選挙とそれ以外の地方議会選挙』で対応を分けるのはNHKとしては、ある意味致し方ないのではないかとも思います」

 確かに、尼崎市議会選挙があった6月15日の「べらぼう」は通常放送だった。これらを踏まえたうえで、影山氏は「あらゆる方面の顔を立てる方法はある」とも話す。

「ベストの方法が実行できるとするなら、『選挙の開票生特番を放送する週の大河ドラマは休止する』というのが良いのではないでしょうか。事実、今夏の参議院選挙が実施される週の大河ドラマは放送休止との報道が出ています。次善策としては、大河ドラマを通常放送したうえで、放送終了後の午後8時45分から都議会選挙の開票生特番、それも無理なら今回のように前倒し放送もやむなしといったところでしょうか。ただ、通常放送をする場合でも、ドラマ冒頭の午後8時になった瞬間に大まかな議席予想のテロップは必要かと思います。もちろん、延々とテロップが出続けることになってはいけませんけどね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  2. 2

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    市船橋(千葉)海上監督に聞く「高校完全無償化で公立校の受難はますます加速しませんか?」

  5. 5

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  1. 6

    プロ志望の健大高崎・佐藤龍月が左肘手術経てカムバック「下位指名でものし上がる覚悟」

  2. 7

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  3. 8

    石破首相が「企業・団体献金」見直しで豹変したウラ…独断で立憲との協議に自民党内から反発

  4. 9

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない