「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

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皇族がラジオのパーソナリティーを務めるのは50年ぶり

 本がベストセラーになったことで、彬子女王のメディアへの露出度は格段に高まり、「徹子の部屋」にまで出演した。4月21日には、ニッポン放送の「彬子女王のオールナイトニッポン」にも出演している。父親の寛仁親王や祖父の三笠宮崇仁親王も、その経験があり、皇族がラジオのパーソナリティーを務めるのは50年ぶりのことだった。

 今や彬子女王は愛子内親王と並ぶ皇室のニュースターである。重要なのは、彬子女王が京都を拠点に活動している点である。一般社団法人「心游舎」の総裁として子どもたちに日本文化を伝える活動に邁進している。

 京都は、平安京遷都以来日本の都であり、その時代に天皇や皇族が暮らしていた。彬子女王の京都での活動は、その伝統に連なるもので、その点で意義は大きいし、あるいは日本文化の担い手としての皇族のあるべき姿を示唆しているようにも見えるのである。

  ◇  ◇  ◇

 国民が愛子さまを慕う背景は?●【こちらも読む】皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳さんが分析「愛子天皇待望論」引き出すをカリスマ性…に詳しい。

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