世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実
僕が思い出すのは、仕事仲間が参院選に出馬した時のこと。鬼沢慶一さんと須藤甚一郎さん(共に故人)が2001年の参院選に出て比例区で争ったことがあった。
鬼沢さんは初出馬で、須藤さんは目黒区議会議員として議員活動を行っていた。僕は須藤さんと同じ番組に出ていて、鬼沢さんの出馬情報を一緒に耳にした。その瞬間、須藤さんが「鬼さんが出るんなら、俺も区議をやめて出馬する」と言い出したのだ。2人ともそれなりの知名度があって、政治にも興味があることは知っていた。
結果的には2人とも見事に落選……。タレント候補はたくさん出たが、当選は大政党から出た舛添要一氏と大仁田厚氏、故・大橋巨泉さんくらいだった。
正直に言って選挙は難しい。今回の候補者たちの結果はどうだろうか。(一部敬称略)