"守りのフジ"は菅田将暉、"攻めの日テレ"は若手で勝負 水曜ドラマ対決「第3ラウンド」で逆転の可能性
ちなみにレビューサービスFilmarksでの評価は、「ちはやふる」が5点満点で4.2(9月16日現在)とかなりの高評価で、「鑑定人」の2.8を大きく上回っている。春ドラマでは日テレ「恋は闇」とフジ「Dr.アシュラ」でも、視聴率ではフジ、ネットの評価は日テレが優勢だった。
「前クールは“考察を誘うラブサスペンス”と“超個性的な主人公の医療もの”。ざっくり言っちゃうと、水曜10時のドラマとしては“冒険的な日テレ”と“安定志向のフジ”という傾向が視聴率に表れたともいえます。今期もそういうことになるのかな」(前出の亀井徳明氏)
さて、第3ラウンドの秋ドラマは、フジが10月1日スタート「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」、日テレが1週遅れて8日スタートの「ESCAPE それは誘拐のはずだった」。
「フジは三谷幸喜さん脚本の80年代の青春群像劇。主演の菅田将暉さん(写真)をはじめ、宮崎あおいさん、二階堂ふみさん、神木隆之介さん、浜辺美波さんと豪華な顔ぶれで、前評判は秋ドラマの中でもトップクラス。片や日テレは桜田ひよりさんと佐野勇斗さんというフレッシュな主演で挑む。お得意の“考察誘う系”がハマるかどうかです」(前出のテレビ誌ライター)