杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと
僕がその彼女を一番取材したのは、結婚と離婚の時だった。彼女は2005年に日本有数の自動車メーカーを含む財閥創業者の孫と結婚したが、すぐに離婚の話が持ち上がる。玉のこしに乗ったはずの彼女がなぜ? マスコミ各社が追っかけたが、杉田はスケジュールをつかませないようにして正式離婚するまで逃げ続けた。
僕は昔からの付き合いで杉田の携帯電話番号を知っていて、電話で話すことはできた。今だから言えるが、結婚するとすぐに新婚の夫が杉田に莫大な債務の保証人になるよう頼み込んできたという。彼女は「おかしい」と思い、マネジャーの妹を社長にした会社を設立し、資産を全部そちらに移したという。すると、怒った夫から離婚という言葉が出てきたそうだ。
僕は、この話に関してはオープンにできなかったが、本人の許可を得た上で、言える範囲でテレビで伝えた。
それを見ていたライバルのワイドショーは、撮影なしでもいいから話を聞かせてくれと社長でマネジャーの妹に交渉したそうだ。だが、妹さんは「城下という人は杉田が中学生の頃から知っているし、私も小学生の頃に(家族と)一緒に食事したこともあるから断れなかった。あなた方は知らない人なので無理」と断ったそうだ。
僕は独占スクープでありがたかったが、杉田にしてみればメディアに出る限りは真剣勝負。理解してくれる相手でなければ話せないのだろう。
そして、この騒動の時に、あの舘ひろしが関わってきた……。