「ペガサスの朝」がヒット五十嵐浩晃さんは札幌で活動中「毎朝4時半起床で1日4、5曲作っています」
「お父さんは何をしている人なの?」に応えられる父親になろうと
「娘が大きくなって、『お父さんは何をしている人なの?』と聞かれたとき、答えられないようではダメだ、がんばろう、と。子どもが力になりました」
高校2年生になった愛娘は道外の高校に進学し、五十嵐さんは現在、夫人と夫人の両親と愛犬1匹と、2世帯住宅で暮らす。
さて、五十嵐さんは北星学園大学在学中、レコード会社主催のオーディションに合格し、80年デビュー。3枚目のシングル「ペガサスの朝」が50万枚超と大ヒットした。
「当時はライブを月28本、ラジオのレギュラーが3本、その間にテレビ出演や取材があり、とても忙しく、自分がどこにいるかもわからないほどでした。最初の印税は3000万~4000万円あったんじゃないかなあ。周囲のスタッフらと飲み食いして使ってしまいました。“金は天下の回り物”と思っているので構わないのですが、体調を崩していなければ、もっと東京で思いっきり活動できたのにと思うと残念。そんな悔しさも、今は曲作りの楽しさで吹っ飛びましたけどね」
12月6&7日、愛知県一宮市のアコースティックスペース「ひこざえもん」でデビュー45周年記念ライブを行う。
(取材・文=中野裕子)
▽五十嵐浩晃(いがらし・ひろあき) 1957年3月4日北海道美唄市生まれ。79年、第1回CBS・ソニーSDオーディションに合格し、翌年「愛は風まかせ」でデビュー。3枚目のシングル「ペガサスの朝」が大ヒット。91年、「街は恋人」(アポロン)もスマッシュヒット。



















