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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(70)「日本人たれ」とは言いたくない。でも、日本人の精神の根本は大切にすべき

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“愚かなる中国”を利用しているだけ

加納「だからといって日本を変な形で独立させるのは意味ないから、せいぜい時代とやりあって、他国とやりあって、トレンドとやりあって、どれだけそこに日本的なものを残せるのかということだよ」

増田「日本的なものというとき、それが何を指すのかも曖昧な時代になってきました。歴史的に見るとまずは欧州に浸食されアメリカに浸食され、いまはアジアからも浸食されています」

加納「だから意味が非常に微妙で、そこが肝心だけれども、あんまりそこにこだわると変な日本になってしまう。だから日本売りというか、日本、日本というのもいいけれど、そういう総体の中で自然に湧き出て、自然に固まっていく。新しいその日本論というか、日本のイマージュというか、そういうものをやっぱり作っていくべきで、それはみんなで意識しないとそうならない。人と絡むにしても団体と絡むにしても、そういうことを意識して、建設的になってた方がいいんじゃないかと思いますね」

増田「首相の高市早苗さんについてはどう思われますか」

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