「時代に挑んだ男」加納典明(70)「日本人たれ」とは言いたくない。でも、日本人の精神の根本は大切にすべき
“愚かなる中国”を利用しているだけ
加納「だからといって日本を変な形で独立させるのは意味ないから、せいぜい時代とやりあって、他国とやりあって、トレンドとやりあって、どれだけそこに日本的なものを残せるのかということだよ」
増田「日本的なものというとき、それが何を指すのかも曖昧な時代になってきました。歴史的に見るとまずは欧州に浸食されアメリカに浸食され、いまはアジアからも浸食されています」
加納「だから意味が非常に微妙で、そこが肝心だけれども、あんまりそこにこだわると変な日本になってしまう。だから日本売りというか、日本、日本というのもいいけれど、そういう総体の中で自然に湧き出て、自然に固まっていく。新しいその日本論というか、日本のイマージュというか、そういうものをやっぱり作っていくべきで、それはみんなで意識しないとそうならない。人と絡むにしても団体と絡むにしても、そういうことを意識して、建設的になってた方がいいんじゃないかと思いますね」
増田「首相の高市早苗さんについてはどう思われますか」


















