武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢
「武田黄門」初の2時間スペシャルとなる今回は、老公が甥である前田綱紀(榎木孝明)に会うために、助さん、格さんと金沢に向かう。しかし、老公の足は、自身の印籠が作られた輪島の地へ。途中、ワケアリな雰囲気の武家娘・春江(剛力彩芽)と連れとなり、地元の騒動を解決しようとする老公一行だが、そこに柳沢吉保(袴田吉彦)の存在が見え隠れする。さらに前田綱紀暗殺の陰謀が!?
開局25周年企画だけに榎本、剛力とともにゴリ、美村里江、近藤芳正、秋野太作、JP、なべおさみ、映画「侍タイムスリッパー」でも存在感を見せた京都時代劇のベテラン峰蘭太郎ら豪華ゲストが出演。
中でも気になるのは、藤井紋太夫(加藤雅也)の存在だ。藤井は実在の人物で光圀とは深い関わりがある。ドラマではどう描かれるか注目だ。
なお、使用される印籠は、実際に輪島の名人によって製作された逸品で、ふだんは金属ケースに大切に保管されている。歴代格さんは、声の出し方、懐からの取り出し方、見せる角度など印籠シーンを特訓してきた。今回も渾身のシーンになりそうだ。
ご老公のお説教はあるのか。詩乃は名湯を堪能するのか。世直しの結末は。放送は12月28日午後6時から。能登へのエールを込めた新作に期待したい。
(ペリー荻野/時代劇研究家)


















