結局、誰トクなのか…宝塚歌劇団の「お花代」制度はタニマチカルチャーの名残り?

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 宝塚歌劇団の村上浩爾社長が劇団員の「私設ファンクラブ」でのチケット販売時の「お花代」について言及したのは4日のこと。

 そもそも、「私設ファンクラブ」は一般のファンクラブよりも劇団員本人と距離の近い団体で、すぐ完売してしまう公演でもチケットが入手できたり、比較的いい席が確保できたり、「お茶会」という小規模なファンミーティング的なイベントにも参加できるのが魅力。また、お茶会に参加すると、顔や名前を覚えてもらえるなど特別感もあった。

 しかしながら、チケット購入時に私設ファンクラブに「お花代」として上乗せして料金を多めに支払うなど会計部分で不透明なところがあり、ファンは推しに近づきたい気持ちと資金面のせめぎ合いになっていた。

 村上社長は、この私設ファンクラブについて、チケットの取次の際に「チケットを入れる封筒、印刷、お切手代など、常識の範囲内で実費相当」にするよう、順次契約を結ぶ方向性で進んでいると説明した。

 確かに、私設ファンクラブは劇場に祝い花を出したり、事務業務全般のほか、本人の警備的な役割も果たしており、ファンレターのとりまとめなどをしている場合も多く、それなりに経費もかかっているのは確か。これが歌舞伎の世界なら、妻もしくは母がとりまとめていて、“ご贔屓筋”という名前になり、結果的に役者の家にお金が入ると思えば納得できるが、宝塚の場合、間に立つ者も、現実的には同じ立場であるファンであるだけに違和感のある団体でもあった訳だ。

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