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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

元タカラジェンヌは人材の宝庫か? 礼真琴は「新しい地図」入りして原発ドラマで活躍

公開日: 更新日:

芸術選奨新人賞の望海風斗

 宝塚といえば最近も元雪組のトップの望海風斗が芸術選奨文部科学大臣新人賞演劇部門を受賞した。在団中から劇団随一と言われた歌唱力でファンを魅了したが、2021年4月に退団後も精力的に舞台に立ち、瞬く間に日本を代表するミュージカル俳優になった。

 今期ドラマでは「リブート」(TBS系)に警視庁捜査2課の警部役で元月組トップ娘役の愛希れいかが出演、存在感を示している。遡れば、月丘夢路、乙羽信子、淡島千景、八千草薫、有馬稲子、小柳ルミ子ら、芸能界で活躍する元宝塚スターは数多くいた。
 宝塚は1970年代に「ベルばら」ブームが到来して鳳蘭、汀夏子、安奈淳らの名が知られることとなった。その後も麻実れい、大地真央、黒木瞳、真矢みき(現真矢ミキ)、天海祐希、檀れい、紺野まひるら元タカラジェンヌが活躍した。

 また、フジ系「ぽかぽか」にレギュラー出演中の真飛聖やバラエティーや通販番組で見かける遼河はるひ、うたのおねえさん・はいだしょうこら、ジャンルを超えて大活躍している。

 先日は「FRIDAY」のグラビアに登場していた吉田莉々加のプロフィルに元宝塚男役とあり、ビックリ仰天。まさに群雄割拠。歌、踊り、演技の基礎を徹底的に叩き込まれた者の強さはどんなフィールドに立っても揺るがない。

 はやり廃りの激しい芸能界にあって、その基礎を身につけていることは何よりの武器だろう。彼女たちが日本の芸能のレベルを底上げしてくれれば心強い。礼真琴の静かな存在感を見ながら、そんな未来を少しだけ期待したくなった。

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