萩本欽一(2)「スポンサーなし、出演料なし」でBS番組に挑戦する理由
「今のテレビは面白すぎてつまらなくなったの」
萩本「わかりました。ええと、最近はテレビは見てるけど……いや見てるというか聞いてるのかな。テレビ全体の話をすると、昔はテレビを見てたのね。今はテレビを聞いて——聞くっていうのはつまり『知りたい』なんです。だから数字を見ると(視聴率が高いのは)ニュースなの。観たいっていうのはスポーツだけなんだよね。スポーツの視聴率見ると、まず大相撲。相撲が約半分が視聴率いくわけね。大谷が来ると2番に野球。1番と2番にこの2つが入ってくるのね。だからスポーツは見る。でもバラエティーどこにも入ってないよ。知りたいはないし。つまりそういうこと」
増田「もう少しその辺りを詳しくお聞かせください」
萩本「だから、知りたいっていうのと、聞いて得するってのを少し入れないと、これからのテレビはやっていけないんじゃないかな」
増田「どうしてそうなってしまったんでしょう」
萩本「昔はね、テレビなんていうのは恐ろしく高い山で、私が浅草で修行していた頃は『10年ぐらいの修行してからそういうところに行くんだよ』って言われてたんです。だから必死になって修行をしたんだよね。今、テレビでみんな活躍してる子はみんな大学出。しかも最近笑いにもとってもいい大学出た人が次々に来てる。そういう点ではね、笑いがもう大きく変わった。その人たちが何をこれからしていくんだかわからないけれど」


















