綾部市図書館(京都府)「本の森」には大人も子どももワクワクの発見がいっぱい
JR山陰本線・綾部駅の目の前に、2023年オープンの複合施設「あやテラス」に新図書館がお目見えした。
「図書館サービスが始った昭和25年からずっと間借りや建物跡をリニューアルして“図書館”をやっていたんです。それが今回初めて市がイチから図書館をつくった。アンケートを基に市民の声を聞き、書架や家具にも思い入れがいっぱいの自慢の図書館です」
そう明るい声で答えてくれたのは司書の生駒彩子さん。図書館の歴史を知る地元育ちの生駒さんらが「図書館を使える子どもたちに育てたい」とアイデアを出し、思いの丈を盛り込んでつくり上げたという。「とにかく図書館をワクワクする空間に」との思いから、図書館のコンセプトを“本の森”とし、「文学の森」など各コーナー名は「〇〇の森」となっている。また、7分類に児童書と一般書を混配するのも特徴のひとつ。「子どもの本の森」の近くに「料理や暮らし」など大人向きの本を配置、子どもが本を選ぶ隣で大人も楽しめるよう工夫されている。
フロア面積は約1530平方メートル、吹き抜けの開放感のある2階建てだ。
「1階入り口から描かれた床の線路が絵本の森へと誘い、途中には汽車型紙芝居架や隠れ家風トンネルが現れます。書架やテーブルなど館内の家具のほとんどが府内産の木材を利用したオリジナル。また書架の間に置いてある28種244席の椅子は、スタッフが一つ一つ座って選んだものなんですよ」(生駒さん)
職員による折り紙やお薦め本が出迎えるハチの巣形の棚、鳥獣戯画の壁、ドラえもんの「どこでもドア」など至る所に驚きと発見が満ちている。

















