ドジャース大谷翔平が「二刀流」にこだわる本当の理由

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「インコースを厳しく攻められたり、変化球を投げられたりで焦ることもあるが、センター中心に打てているときは彼が最高の状態にあるということだ」

 試合後のロバーツ監督が絶賛した。

「彼」とは日本時間7日のブルージェイズ戦の六回、内角低めのシンカーをすくい上げてバックスクリーンに放り込む3号ソロを放った大谷翔平(31=ドジャース)のことだ。

 これで4日のナショナルズ戦から4試合で3本塁打。7日時点で41試合連続出塁となり、「ボールを見極めて四球も選べている」とロバーツ監督は話している。

■「両方できると思っている」

 その大谷はあす9日のブルージェイズ戦に先発する。今季初戦だった1日のガーディアンズ戦は6回1安打無失点。これで昨季から22回3分の2連続無失点。この記録は7日時点で続いているメジャー全体の投手で最長とはいえ、メジャーの無失点記録はドジャースOBのハーシュハイザーの59回だ。

 大谷は昨季、米メディアに二刀流を続けている理由を聞かれ、「(投手と打者)両方できると思っているから」と答えた。ワールドシリーズ3連覇がかかっているドジャースの先発ローテーションに入っているのだから、「両方できる」のは間違いない。

 とはいえ、本塁打王2回に打点王1回、すでに頂点に立っている打者に比べ、投手としてのメジャー実績はさほどではない。これまで2ケタ勝利は2022、23年の2回。22年に15勝9敗、防御率2.33でサイ・ヤング賞投票4位に入ったのが最高で、シーズンを通して先発ローテを守ったのも、規定投球回数に達したのもこの年だけだ。

「大谷が二刀流を続けているのは、投手としてうまくいっていないからですよ」

 こう言うのは大谷をよく知る日本ハムOB。本人に理想とする投球ができていないという自覚があるからこそ、やっていて面白い。すでにメジャーの頂点を極めている打撃とは異なり、まだまだチャレンジすべきことも伸びしろもあるから楽しいということだ。

 特派員のひとりがこう言った。

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