「チーム解体」を掲げるソフトB小久保監督 今宮健太の二塁起用に見る常勝チーム構築の思惑
前回はうまくいったが……。
7日の西武戦で、ソフトバンクの小久保監督が今宮健太(34)を「6番・二塁」でスタメン起用。今宮の二塁は4日のロッテ戦に続いて今季2試合目……というより、公式戦2試合目だ。
今宮は2009年ドラフト1位。12年からレギュラーに定着し、不動の遊撃手として長年チームに貢献。過去、遊撃以外を守ったのは11年の一塁11試合のみだった。
今宮の“異動”ではじき出された二塁の牧原は右翼に回り、外野手の柳町はベンチスタート。遊撃はプロ5年目の野村勇(29)が守った。
4日のロッテ戦では同様のシフトで試合に勝利したものの、この日は二遊間変更が裏目。二回に遊撃の野村が先制点につながる失策を犯すと、今宮も八回にショートバウンドを後逸。西武にダメ押しの追加点を与えるきっかけをつくってしまった。
ネットでは<柳町を外してまでやることか>など批判はあるものの、小久保監督は織り込み済みだろう。
「昨季日本一を達成した直後、『現状維持じゃ勝てない。チームを一度、解体する』と話していましたからね。今宮の二塁併用は、遊撃の後釜候補の野村を育てることがひとつ。さらに今宮を体の負担が少ないポジションで“延命”させる目的もあるでしょう。37歳の柳田が開幕からほぼDHで出続けているように、ソフトバンクは主力にバクダンを抱えるベテランが多いチーム。いつ、誰が故障離脱するかわからないので、守備位置の選択肢を増やすことは常勝チームを構築するためにも重要です」(球団OB)
チームの解体・再建と3連覇を同時に狙う小久保監督。あとは、どこまで信念を貫けるかだろう。


















