著者のコラム一覧
中川右介

1960年東京生まれ、早大第二文学部卒業。出版社「アルファベータ」代表取締役編集長を経て、歴史に新しい光をあてる独自の執筆スタイルでクラシック音楽、歌舞伎、映画など幅広い分野で執筆活動を行っている。近著は「月9 101のラブストーリー」(幻冬舎新書)、「SMAPと平成」(朝日新書)など。

【1.デビュー前夜】3回目のチャレンジで「スター誕生!」に合格

公開日: 更新日:

 しかし明菜はくじけず、翌日ハガキを買いに行き、再び応募した。2度目の予選会の通知が来たのは翌80年の夏の終わり、松田聖子がデビューして「青い珊瑚礁」が大ヒットしていた頃だった。

 そして10月、山口百恵が引退した頃に、明菜は「スタ誕」の予選会に出て、今度は松田聖子のデビュー曲「裸足の季節」を歌った。だが、またも松田敏江が「歌は上手だけど顔が子供っぽいから、無理ね。童謡でも歌っていたら」と酷評した。

 松田敏江は前回は「大人過ぎる」、今度は「子供っぽい」と、正反対のことを言った。とにかく、明菜が気に入らないのだ。

 それでも明菜は諦めず、3度目のチャレンジをした。女性で3回も応募したのは彼女が初めてだった。81年夏、今度は山口百恵の「夢先案内人」を歌うと、過去最高得点を得て合格した。

 明菜は高校1年になっていた。最初に出てから、ここまでくるのに3年もかかった。(つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村倫也が「風、薫る」に大貢献…妻・水卜麻美アナとの「ずっと仲良く」「にこやかな」近況

  2. 2

    欧州初の日本人指揮官誕生へ 森保一監督の“再就職先”は「ベルギー1部の日系クラブ」一択か

  3. 3

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  4. 4

    新庄監督の“再就職先”に挙がるまさかの球団 采配に賛否もチームのテコ入れ役にうってつけ

  5. 5

    菅野智之トレード不成立の裏に致命的な“前科”…ここまで11勝4敗でも市場価値が低かったワケ

  1. 6

    巨人が今オフにも菅野智之を“買戻し”へ…完全復活の元エースを待つメジャーとの争奪戦

  2. 7

    腎臓病(4)ソーセージ、ちくわ、プロセスチーズの取り過ぎが腎機能を低下させる

  3. 8

    高市首相“被災地利用PV”が大炎上! ピアノBGM付きでヘリから合掌、酷暑に汗一滴かかない不可解

  4. 9

    被災地を踏み台に…確かにビンビン「伝わる」高市首相の人気取り “政治の師”は激励に駆けずり回るハード視察

  5. 10

    強いショック状態の清水アキラに心配の声…子供を亡くした神田正輝らもたどった遺族ケアの道のり