萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ
萩本「最後だと思う。うん。でも、もう大変だったの。奥さんが付いてこられて、洋服もなにも全部、奥さんが着替えをさして。二郎案はもうほんとボーッとしてた」
増田「体も当然不自由だし、軽妙な掛け合いとかもできない」
萩本「それから本当に2年くらいで亡くなったから」
増田「でも雪の中を歩く背中だけで演じてたわけですよね、最後」
萩本「ほんとにね、気分のいい人。喧嘩する理由がないもん」
増田「ええ」
萩本「普通はね、だいたいネタの打ち合わせで喧嘩になるんですよ。でも、55号は打ち合わせしなかったから。俺がひとりで考えて『これで行くよ』っつったら『よし』って。それだけ」
増田「はい、はい」


















