令和版「こち亀」両さん声優に落合福嗣が抜擢…アニメ業界人はどう見る? “親の七光”説を封じる意外な実力

公開日: 更新日:

当初は「ごり押し」の声もあったが…

 福嗣氏は大手声優事務所・青二プロダクションの養成機関を経て、2019年に31歳で正式所属となった。近年の声優としては遅めのスタートだが、それは親の七光による優遇を受けなかった証しといえる。

 実力を認められるきっかけとなったのは、初主演アニメ「グラゼニ」(BS日テレ)での凡田夏之介役だ。

「プロ野球の中継ぎ投手という役どころで、起用する側に話題性を狙った面はあったと思います。当初は『コネでごり押し出演』と思われていましたが、意外にも安定感ある演技で表現し、野次を封じ込めた」

 以降の出演作でも“落合ジュニア”と揶揄されることもなく、名バイプレーヤーになるのではという声も多い。

「クールな二枚目や繊細な少年主人公ではなく、三枚目でコミカルな役や中年に近い役、庶民的な役を違和感なく演じられる声質と演技力は貴重。作品に安定感を与えてくれる声優といえます」

 また、有名人を家族に持つことへの向き合い方も好印象だという。

「落合ジュニアとしての顔を前面に出すことはありませんが、ことさらに隠したりするわけでもない。公の場でも両親のことを普通に語っている印象です。それが嫌みなく受け入れられているのは、声優としての仕事がしっかり評価されているからこそでしょう。子供時代のやんちゃなイメージとのギャップも、好感度につながっているかもしれません」

 福嗣氏であれば、存在感や知名度という面でもラサール氏に引けを取らない。新時代の両津勘吉に期待できそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 落合福嗣氏は声優だけではなくドラマ出演でも、すでに話題になっていた。関連記事【こちらも読む】声優・落合福嗣「下町ロケット」出演で個性派俳優の道も?…では、2018年放送の「下町ロケット」での出演時について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「24時間テレビ」SixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  4. 4

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  5. 5

    令和版『八つ墓村』にはこれまでにない「2つの見どころ」あり Jホラーの名匠と新・金田一耕助が魅せる

  1. 6

    女優・烏丸せつこさんは郷里の滋賀に引っ越し、2歳下のダンナさんとラブラブ生活

  2. 7

    (2)「おニャン子クラブ」の二の舞いを回避した「順位付け」という競争原理はグループを飛躍的に活性化させた

  3. 8

    ある「アイドル史に残る脱退劇」小瀧望&藤井流星…WEST.ファンから異例の反響 “救い”と称賛されるわけ

  4. 9

    中間淳太が生謝罪も…WEST.脱退問題のウラに重岡大毅のアツすぎるバンドスタイルと“音楽性の違い”

  5. 10

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンク山川穂高が“戦力外”へ崖っぷち…3カ月ぶり復帰即スタメンは「最後通告」

  2. 2

    ある「アイドル史に残る脱退劇」小瀧望&藤井流星…WEST.ファンから異例の反響 “救い”と称賛されるわけ

  3. 3

    キンタロー。は慎重にものまねしたにもかかわらず、袋叩きに遭った

  4. 4

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  5. 5

    青学大の4年間は「ひたすら駅伝を目指す」だけじゃない 今夏は初の海外合宿に踏み切った

  1. 6

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  2. 7

    佐々木朗希の最悪すぎる“退団劇”…ロッテから優秀スタッフ3人を引き抜き、大顰蹙を買っていた

  3. 8

    井伊直政(2)「遅れてやって来た若者」が、徳川家臣団第1位の禄高に

  4. 9

    日向坂46「ひなたフェス」中止でもファンは宮崎へ「43億円」を動かした“推し活地方創生”の底力

  5. 10

    横浜・織田翔希に「直メジャー断念説」が浮上!プロスカウトは依然として1位候補で密着マーク