「欅坂46」がドラマ初出演 同世代が抱える情念や葛藤をエンタメに仕立てた
舞台は私立の女子高校。文化祭を目前にしたある日、生徒たちが教室で担任教師・徳山大五郎(嶋田久作、怪演)の死体を見つける。しかし、驚きながらも、いったん死体を隠してしまったため、彼女たちはその後、窮地に追い込まれていく。
このドラマの注目ポイントは2つだ。1つは、これが殺人事件の犯人捜しを軸としたミステリーであること。映画「幕が上がる」などの喜安浩平をはじめとする達者な脚本家たちの手腕で、最終回が近くなっても真犯人の予測がつかなかった。
第2のポイントは、結成から1年足らずの欅坂メンバーが、ドラマ初出演という高いハードルに全力で挑戦したことだ。こちらも本人たちの大健闘と、映画「ホームレス中学生」などで知られる古厩智之監督を含む演出陣のサポートで、及第点の初演技となった。
このドラマでは、役名と本人たちの名前が同じだった。それぞれの顔と名前を併せて知ってもらおうという狙いは成功したといっていい。前述の平手友梨奈以外にも、本作で存在感を示していたメンバーが何人かいる。
不登校の女子生徒を独特の湿度で演じた長濱ねる。真面目な学級委員長の菅井友香。ひたすら元気な女の子だった今泉佑唯などだ。彼女たちは、卒業後のソロ活動でも独自の展開を続けている。


















