だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

公開日: 更新日:

 古尾谷は生い立ちも複雑だった。幼い頃、実母と生き別れ、いわゆるアダルトチルドレン的なところもあった。暴力を振るうことで自責の念にかられた面もあるだろう。

 しかし、それでも古尾谷は生真面目、一本気で知られた。他人には理解できない深い悩みを抱えていたことは想像に難くない。28日に行われた葬儀では、大勢映画人が参列。今は亡き長門裕之は「俺の老獪(ろうかい)な生き方を教えてやりたかった」と、この生真面目な男の死を惜しんだ。

◇2003年3月3日、大和銀行とあさひ銀行が合併し、りそな銀行が発足。20日、アメリカ・イギリスがイラク侵攻を開始。イラク戦争が始まる。24日、宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー