私小説も出版の大塚咲さん AV卒業後はアート分野で活躍

公開日: 更新日:

「『よわむし』には、15歳で見知らぬ男性にレイプされた私のこれまでの人生を書きました。PTSDを発症して日常生活がままならず、女子高から単位制高校への転校を余儀なくされたこと、家族や彼氏との関係の変化、どうしてAV女優になったのか、自傷行為、幻覚、酒や精神安定剤への依存など、被害者の人生の一例として読んでもらいたいですね」

 一読して驚いた。まさに赤裸々。ここまでさらけ出すと、家族からの猛反発があったのでは? 

「両親には過去にすべて話したことなので大丈夫です。娘に自分の過去を話さなければならない時が来たら、性犯罪の被害者であることも性犯罪の正体も彼女に話すつもりです」

 自身の性被害を明らかにすることで、同様の苦しみに打ちひしがれている女性へのサポートや、男性への警鐘にもなる。

「外見が目立つから被害に遭うのではありません。加害者が狙うのは自分よりも腕力が弱く、立場を利用できる、事件を隠すことが出来そうな相手です。被害者の外見のせいというのは間違いです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発