淫行疑惑のバナナマン日村 事態収束に残された“唯一の道”

公開日: 更新日:

 残るは倫理的な問題だけだ。16年前だからといっても、そのとき彼は30歳を過ぎた、一般的には“いい大人”。“若気の至り”とはいかないだろう。

■「よく覚えていない」とは言い訳

 それに《よく覚えておりません》は、いかがなものか。“やったほうは忘れても、やられたほうは忘れない”と、よく言われる。

 女性にとって、日村との関係は忘れてしまいたい過去だったのかもしれないが、美人女子アナとの結婚や高級マンションでの生活など、彼の幸せぶりを目にするたびに、シャクに障って、許せないという気持ちがふつふつと湧いてきたのだろう。

 日村の《覚えておりません》が事実なのかどうか分からないが、女性の感情を逆なでし、場合によっては、二の矢、三の矢が撃ち込まれる危険も出てくる。

 謝罪するにしても、言葉のチョイスが重要になってくる。はっきり「覚えていない」と言うのではなく、「記憶が定かでなく……」のほうが、ベターだったのではないかと思う。

 こんなとき、政治家というのは実に言葉選びがうまく、逃げ上手だと、感心させられる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲