ピエール瀧も大麻か 薬物中毒者が別のクスリに手を出す訳

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 ひとつの薬物を覚えると未知の薬物を味見したくなる。こうした行動に導くのが売人のささやきだ。六本木のクラブ関係者が言う。

「大麻から覚醒剤、コカイン、LSDとあらゆるクスリを扱っている売人がいる。彼らは客に覚醒剤の良さを覚えさせたら、『新しいブツを手に入れたから、オマケで付けるよ』とコカインも渡す。こうしていろんな薬物の味を覚えさせ、抜けられないようにするのが売人の手口。客にとっても、ひとりの売人から複数のブツを買った方が安上がりになる。月に50万円使っていた客が、売人を一本化して30万円にコストダウンさせたケースもあるよ」

 かくして客は廃人に向かう。近い将来、ピエール瀧容疑者は「あの時、捕まってよかった」と捜査当局に感謝するかもしれない。

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