ジャニー喜多川氏「性加害報道」にジャニーズ事務所が“お茶を濁した説明”に終始する深刻事情

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「ジャニー氏の死後、社長に就任した姪の藤島ジュリー社長は、報じられた『性加害』行為について、強い嫌悪感を持っているといわれています。ジュリー氏の母でジャニー氏の姉であるメリー喜多川氏も21年に死去し、経営陣は刷新されました。新体制になったとはいえ、それでもジャニー氏の行為については謝罪どころか、その事実も認めることはできないでしょうね」(テレビ局関係者)

 お茶を濁したような、あのコメントが精いっぱいではないかというのが、業界内の大方の見方だ。

 それは、ジャニーズ事務所としては、どうしてもこの事実を認めることはできない“裏事情”があるという。

「今は亡き前経営者であるジャニー氏の問題とはいえ、社長という立場を利用しての会社が関係する性加害ということになれば、被害者たちから多額の賠償請求の訴訟になる可能性が高い。なので、事務所としてはどうしても認めるワケにはいかないのです。もし認めてしまったら、被害者の数は何人に膨れ上がるか分からないですからね……。事務所としては嵐が去るのを待つつもりでしょう。それらの対応も含め、エリート弁護士たちと毎日のように協議しているようですね」(芸能プロ関係者)

 それでも、被害者やファンだけでなく、世間はジャニーズ事務所からの説明を聞きたいはず。過去の過ちをすべてさらけ出し現経営陣が禊を済ませるのならば、きっと新たな芸能事務所に生まれ変われるはずなのだが……。

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