ジャニー喜多川氏「性加害報道」にジャニーズ事務所が“お茶を濁した説明”に終始する深刻事情

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 ファンならずとも、そのインパクトは大きかった。4月12日、元ジャニーズJrのカウアン・オカモト氏(26)が日本外国特派員協会で記者会見(写真)し、ジャニーズ事務所創業者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏から性的被害を受けたことを明らかにした。

 3月にイギリス公共放送BBCによるジャニー氏の「性加害報道」が発端となり、続々と被害者が名乗り出る事態に。4月13日発売の週刊文春は、「“被害少年”8人目の証言」と題し、新たな被害者のインタビューを掲載するなど、追及の手を緩めていない。

「今までダンマリを決め込んできた大手メディアも、ついにカウアン氏の会見を報じました。NHKが夕方のニュースで会見の一部を報道し、TBSラジオも『荻上チキ・Session』内で触れました。新聞各紙もこの会見の模様に触れましたが、スポーツ紙や民放の報道、情報番組は、いまだに“スルー”しています」(ワイドショー関係者)

 BBCの番組が放送された際に一部の週刊誌メディアしか報じなかったことに比べれば、ここ1カ月でマスコミの対応も変化が表れてきたことは事実。ジャニーズ事務所も《経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です》とのコメントを12日に発表。社員や所属タレントを対象に聞き取り調査を行い、退所したタレント向けの相談窓口を設ける考えも示している。

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