ジュリー社長はもともと辞めたがっていた…再発防止特別チームの「勧告」は口実を与えただけ

公開日: 更新日:

 特別チームは、メリーの長女であるジュリー社長も、取締役就任時ごろには、叔父の性的虐待疑惑を認識していたにもかかわらず、調査もせずに任務を怠ったと、「ジュリー社長の辞任を求める」と結論付けている。

 多くのメディアは、よくぞそこまで踏み込んだと驚愕し、大見出しをつけているが、何のことはない。私にいわせれば、ジャニーズ事務所側の「意向」に沿っただけである。

 なぜなら、ジュリー社長はこれまでも、社長を辞任したいと周囲に漏らしていたと報じられている。したがって、この提言は辞任するためのいい口実になるからだ。

 特別チームは、ジャニー喜多川が少年たちに「性器弄び」「口腔性交」「肛門性交を強要」していたことは事実だと認定。被害者に謝罪し、すみやかに「救済措置制度」を構築すべきだとも提言している。

 被害者は200人ともそれ以上になるともいわれている。だが、年商1000億円、資産も1000億円といわれるジャニーズ事務所だから、屋台骨を揺るがすほどの負担にはならないのではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」