著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

(1)2008年、36歳の若さで夭逝した飯島愛の人生を描く新連載がスタート

公開日: 更新日:

 1992年にAVデビューした飯島愛は、わずか2年で引退している。

 複数の大手メーカーから発売された飯島愛作品はいずれも各メーカーの年間売り上げ第1位を記録するほど、飯島愛人気は凄まじかった。

 AVでやり尽くしたと思ったら、さらに意外な展開になった。

 ワタナベエンターテイメント(旧渡辺プロダクション)にスカウトされるという、AVから芸能界の王道をゆく華麗な転身ぶりだった。

 私がおこなったインタビューは、AV引退から2年後、芸能界に進出しだしたころだった。

 AV女優がゴールデンタイムに転身した例はそれまで皆無だった。

 AVという色がつくと、エンターテインメントの世界で活動しにくくなり、事務所側も過去のAV色を消したがり、ガードを堅くした。

 冒頭のインタビューは、「一夜の愛」について飯島愛本人が答えたものだ。

 当日は夏カゼをひいたせいか顔色がわるく、鼻をクシュクシュさせていた。

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