著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

(1)2008年、36歳の若さで夭逝した飯島愛の人生を描く新連載がスタート

公開日: 更新日:

「いまはもう恋人とじゃないと嫌ですね。もうなんでこんな地味な女になったんだろう。昔はカジュアルだったんだけど、いまは好きな人とじゃないと絶対アカンですわ。昔はワンナイトラブみたいなのもあったし、酔っぱらったりしてましたから、とにかく惚れっぽかったです。あっちがいい、こっちがいいって。なんであんなに軽率に人を好きになったんだろう」

 かつて飯島愛が私の質問に答えたコメントである。

 たしか1996年七夕の日だった。

 インタビューは「VIEWS」という講談社から出ていた総合誌で、ビッグネームの衝撃的告白として登場した。

 私的なことを語るインタビューにはほとんど登場してこなかった飯島愛が、初めて一般誌で語る内容だった。

 通り一遍の話ではなく、初体験、過去の男性体験といった話を聞き出そうというギリギリの中身だった。

 飯島愛をインタビューの場に引っ張り出せたのも、グラビアと連動して、撮影が篠山紀信という超豪華版だったことが主因だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 3

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  4. 4

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  5. 5

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  4. 9

    9.8決戦を目前に過熱する「石破おろし」情報戦…飛び交う総裁選前倒し「賛成」の票読み

  5. 10

    巨人・泉口友汰がセ首位打者に浮上…遊撃手“3番手扱い”からの進化を支える2人の師匠