(1)2008年、36歳の若さで夭逝した飯島愛の人生を描く新連載がスタート
「いまはもう恋人とじゃないと嫌ですね。もうなんでこんな地味な女になったんだろう。昔はカジュアルだったんだけど、いまは好きな人とじゃないと絶対アカンですわ。昔はワンナイトラブみたいなのもあったし、酔っぱらったりしてましたから、とにかく惚れっぽかったです。あっちがいい、こっちがいいって。なんであんなに軽率に人を好きになったんだろう」
かつて飯島愛が私の質問に答えたコメントである。
たしか1996年七夕の日だった。
インタビューは「VIEWS」という講談社から出ていた総合誌で、ビッグネームの衝撃的告白として登場した。
私的なことを語るインタビューにはほとんど登場してこなかった飯島愛が、初めて一般誌で語る内容だった。
通り一遍の話ではなく、初体験、過去の男性体験といった話を聞き出そうというギリギリの中身だった。
飯島愛をインタビューの場に引っ張り出せたのも、グラビアと連動して、撮影が篠山紀信という超豪華版だったことが主因だった。