著者のコラム一覧
滝田誠一郎ノンフィクション作家

1955年東京都生まれ、青山学院大法学部卒。ヒューマン・ドキュメンタリー作品を数多く手がける一方で、ジャーナリストとして雇用・人事問題を取材。著書に「開高健名言辞典 漂えど沈ます」(小学館)、「消せるボールペン30年の開発物語」(小学館新書)、「IT起業家10人の10年」(講談社)などがある。

室町砂場(日本橋) テンスイを肴に酒、最後にモリを1枚

公開日: 更新日:
テンスイと一番粉を使った香り高いもりそば(右は店内)/(C)日刊ゲンダイ

 1974年12月某日。山口瞳は馴染みの彫刻家と陶芸家の3人で日本橋の「室町砂場」にいた。「砂場」は東京では「籔」「更科」と並ぶそばの3大暖簾のひとつ。「砂場」の暖簾を掲げる店は現在100店ほどあるが、その中にあっても明治2年創業の「室町砂場」は名店として名高い。

〈すでに… 

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