奥野修司
著者のコラム一覧
奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

果物にも使われる怖い農薬 米国では使用地域に発達障害が

公開日: 更新日:

 人間にやさしいといわれて登場したネオニコチノイド系農薬。日本でも安全で使い勝手がいいといわれ、2000年以降は大量に使われるようになった。

 ところが欧州など各国でミツバチが大量死したことで危険性が指摘され、人間の神経系にも作用することがわかった。もっとも危惧されているのが自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害の原因となる可能性だ。最近では認知症との関連も疑われている。

 日本で発達障害が増えるのは90年代末からだが、今では生徒の6.5%が発達障害の可能性(文部科学省)があるともいわれている。

 米国でもネオニコチノイド系農薬を使っている地域に発達障害が多いというリポートもある。

 疫学調査がされたわけではないから断定はできないが、ネオニコチノイド系農薬の登場と発達障害の増加が軌を一にしていて、可能性がないともいえない。これをどう考えるかが大きな問題だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    阿武町誤送金の7割「3500万円返還」で浮上した新たな謎…決済代行業者にも疑惑の目が

    阿武町誤送金の7割「3500万円返還」で浮上した新たな謎…決済代行業者にも疑惑の目が

  2. 2
    プーチン大統領「老兵&障害者」まで戦場投入の非情…ロシアの兵士不足が深刻に

    プーチン大統領「老兵&障害者」まで戦場投入の非情…ロシアの兵士不足が深刻に

  3. 3
    清野菜名が「トップコート」電撃移籍の真相 新田真剣佑の“隠し子騒動”封じた大手事務所の影響力

    清野菜名が「トップコート」電撃移籍の真相 新田真剣佑の“隠し子騒動”封じた大手事務所の影響力

  4. 4
    日本ハム清宮&万波スタメン外れ完封負け…改めて分かった“長距離砲”2人の存在感

    日本ハム清宮&万波スタメン外れ完封負け…改めて分かった“長距離砲”2人の存在感

  5. 5
    焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数

    焦るロシア軍が投入した最新兵器「ターミネーター」は切り札か? 装備強力も実力は未知数

もっと見る

  1. 6
    山口・阿武町4630万円誤送金「元ギャンブル狂」24歳男が単身で清貧生活を送っていたワケ

    山口・阿武町4630万円誤送金「元ギャンブル狂」24歳男が単身で清貧生活を送っていたワケ

  2. 7
    「ちむどんどん」に「教育上良くない」の批判も…4630万円誤送金・24歳男になぞらえてプチ炎上!

    「ちむどんどん」に「教育上良くない」の批判も…4630万円誤送金・24歳男になぞらえてプチ炎上!

  3. 8
    帰国への布石? ピース綾部“けちょんけちょん”の英語力は壮大なボケだったのか

    帰国への布石? ピース綾部“けちょんけちょん”の英語力は壮大なボケだったのか

  4. 9
    誤送金“使い切った”24歳無職男から「5116万円全額回収」は可能か? 月5万円返済でも85年

    誤送金“使い切った”24歳無職男から「5116万円全額回収」は可能か? 月5万円返済でも85年

  5. 10
    落語家ヨネスケさんは今…2015年に離婚し1人暮らし「結婚はもういい!」

    落語家ヨネスケさんは今…2015年に離婚し1人暮らし「結婚はもういい!」