• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger
奥野修司
著者のコラム一覧
奥野修司ノンフィクション作家

大阪府出身のノンフィクション作家。2006年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に「ねじれた絆」「魂でもいいから、そばにいて」などがある。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)も。

EUに無農薬日本茶を輸出し…日本人は農薬つきを飲んでいる

 日本の農薬の基準値がいい加減になったのは、1970年代に勃発した「日米レモン戦争」からではないだろうか。当時、レモンのほとんどはアメリカから輸入されていた。日本へ運ぶため、何カ月も船に積み込むからカビが発生しやすい。そこでポストハーベスト農薬としてオルトフェニルフェノール(OPP)やチアベンダゾール(TBZ)などの防カビ剤が使われた。これらの農薬が混ぜられたワックスが、レモンやグレープフルーツに塗られたのである。

 ところが、日本ではこれらの防カビ剤は許可されていなかった。そこで日本は米国産柑橘類を輸入しないように警告を出した。

 アメリカは激怒し、自動車の輸入を制限するなどの圧力をかけてきたのだ。そこで日本は苦肉の策として、これらの農薬を、なんと食品添加物として認可したのである。農薬が食品添加物なんて聞いたことがないが、これが国力の差ということだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    脇雅史氏が自民批判「政党さえ勝てばいいでは国が終わる」

  2. 2

    ブレーク時は最高月収500万円 “即興なぞかけ”ねづっちは今

  3. 3

    ボロアパートの横に諸星和己が…竹原慎二さんのド貧乏時代

  4. 4

    捕手難にあえぐ巨人…育成継続かFA西武炭谷獲りに動くのか

  5. 5

    人権の意味をわからず 「LGBT支援は必要ない」という暴論

  6. 6

    中居正広“ジャニーズ残留”決定か…ウラに野望とカネと打算

  7. 7

    冠番組が2ケタ視聴率…出川哲朗に叶姉妹との意外な共通点

  8. 8

    無策の安倍首相を尻目に…本田圭佑「電撃訪朝」急浮上

  9. 9

    18番で痛恨OB 松山英樹“1打足りず予選落ち”は当然の結果か

  10. 10

    広島追撃にキーマン不在…巨人・坂本は長期離脱の可能性も

もっと見る