奥野修司
著者のコラム一覧
奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

日本の農家が好んで使う “ミツバチ大量死”農薬の危険性

公開日: 更新日:

 前回で触れたネオニコチノイド系農薬が登場したのは90年代だが、日本でも安全で使い勝手がいいといわれ、2000年以降は大量に使われるようになった。

 ところが欧州など各国でミツバチが大量死したことで危険性が指摘される。まずEUがネオニコチノイド系農薬の一部を禁止し、新規登録を承認しないようにした。北米でも新規登録を中止、もしくは規制を強化している。日本でもミツバチが大量死しているのだが、それなのに、なぜか日本だけが残留基準値を緩和しているのである。

 たとえば、昨年、EUなどが規制しているグリホサートを大幅に規制緩和したのと同時に、ネオニコチノイド系農薬のスルホキサフロルも承認したことがそうだ。

 かつて全盛を誇ったのが有機リン系農薬だったが、その多くが人間や水生生物に毒性が強いとわかり、使用禁止になった(今も日本の農薬使用量の半分は有機リン系である)。代わって人間にやさしいといわれて登場したのが、このネオニコチノイド系農薬である。

■自閉症や発達障害の原因となる可能性

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    “被弾”の深田恭子にさらなる受難…交際相手の不動産会社社長がガーシー砲の標的に

    “被弾”の深田恭子にさらなる受難…交際相手の不動産会社社長がガーシー砲の標的に

  2. 2
    給料286カ月分が誤って振り込まれ…チリ人男性が2800万円着服してドロン!

    給料286カ月分が誤って振り込まれ…チリ人男性が2800万円着服してドロン!

  3. 3
    横浜市の女性職員が「風俗店バイト」でクビに…ネットで同情的投稿が相次ぐ意外

    横浜市の女性職員が「風俗店バイト」でクビに…ネットで同情的投稿が相次ぐ意外

  4. 4
    魅惑のEカップ・田中みな実がまんまる“美バスト”をまたまた披露!

    魅惑のEカップ・田中みな実がまんまる“美バスト”をまたまた披露!

  5. 5
    今夏は「逆さビキニ」が再流行?仏ファッション誌も太鼓判

    今夏は「逆さビキニ」が再流行?仏ファッション誌も太鼓判

  1. 6
    カジノで106億円溶かした大王製紙前会長・井川意高氏の現在地「今は“抜けた”ような状態」

    カジノで106億円溶かした大王製紙前会長・井川意高氏の現在地「今は“抜けた”ような状態」

  2. 7
    新庄監督のトライアウトで日本ハム選手“ガス欠”…交流戦以降わずか1勝8敗のドロ沼

    新庄監督のトライアウトで日本ハム選手“ガス欠”…交流戦以降わずか1勝8敗のドロ沼

  3. 8
    歩りえこ40歳がヌード写真集に挑戦!「痩せにくくなって、夜はゆでたまご3個だけ」

    歩りえこ40歳がヌード写真集に挑戦!「痩せにくくなって、夜はゆでたまご3個だけ」

  4. 9
    シーズン初勝利の試合直後、投手コーチに言った「肘が痛くて…もう投げられません」

    シーズン初勝利の試合直後、投手コーチに言った「肘が痛くて…もう投げられません」

  5. 10
    生稲晃子氏が候補者アンケートにまさかの「無回答」連発! 何がやりたくて国政を志すのか

    生稲晃子氏が候補者アンケートにまさかの「無回答」連発! 何がやりたくて国政を志すのか