1月なのに4月並みの暖かさ…暖冬が巨大地震の引き金に?

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「基本的に暖冬と地震は関係ありません。1993年以降、巨大地震が続き、暖冬傾向も続いているので、たまたまシンクロしているように感じるのでしょう。自然災害には、起きるときと起きないときの“揺らぎ”があり、被害の甚大な地震や台風などが頻発する場合もあれば、数十年にわたって起きない場合もあるのです」

■高度成長期に建てられた家は危ない

 ホッとひと安心したいところだが、政府の地震調査会によると、首都直下地震が発生する確率は今後30年で70%。この数カ月、小さな地震も頻繁に起きている。

 高度成長期以後に建てられた家は、想定より大きな被害を受ける可能性があるという。

「高度成長期に地方から東京や大阪へと労働力として人が移動し、都会周辺に多くの家を建てました。地主は子や孫のために良い土地を残そうとするので、悪い土地を先に売ります。地震や河川の氾濫に脆弱な土地に住宅が密集してしまい、災害時に大きな被害が生まれてしまうのです」(高橋学氏)

 暖冬と地震の関連がただのジンクスで終わればいいが。

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