やりたいこと、やるべきことがあれば老ける暇はありません
木村一郎さん(79歳・公立大卒)#3
今年1月に発表された朝日新聞の世論調査によると、「何歳まで生きたいか」との質問に、現役世代の46%が「80歳」と答え、「60歳」「70歳」との回答も計24%にのぼった。
この結果を見て木村一郎さんは、「愕然とします。老後に絶望しているんでしょうね。私はもうすぐ80歳ですが、まだまだやりたいこと、やるべきことが山ほどあります」という。
木村さんは2歳年下の奥さんと2人暮らし。子供たちは独立している。奥さんは週5日、女性服販売店の店長として働いているそうだ。そのため木村さんは、奥さんに合わせた生活リズムになっている。
起床は8時半ごろ。起きるとまず全身のツボを押して目を覚ます。自分の部屋でヒゲを剃り、メガネをきれいに拭く。奥さんが洗面所に行って身支度を進めるうちに、お湯を沸かし、お茶を入れ、昨夜の洗い物を片付ける。
奥さんと入れ違いでシャワーを浴び、もう一度、きれいにヒゲを剃る(毎日2回だ)。髪を整える。
朝食のパンと牛乳とサラダを食べ、部屋で飼っている金魚と、外で飼っているメダカに餌をやり、水槽の掃除もする。