感染爆発の最中に…大阪府集計システム変更で現場は大混乱
新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われている大阪府。吉村知事が15日まで不要不急の外出自粛を求める中、気になるデータもある。AIを用いたグーグルの感染予測によると、今月30日までの4週間に、全国で計7万7124人が新たに感染。うち大阪府だけで2万1012人と約3割を占めるという。1日平均750人と現状の約2倍となるハイペース。確度の高い予測だけに心配だが、府の体制は心もとない。感染者の集計システムが切り替わり、不慣れな作業で現場はてんてこ舞いなのである。
保健所の負担軽減を理由に、府独自システムから政府の「HER-SYS(ハーシス)」に移行したのは先月16日から。同11日の府の新型コロナ対策本部会議の最終決定から、たった5日後。移行に伴い集計の対象時間も変わった。従来は公表日の午後4時までの24時間分を計上したが、ハーシスは午前0時までの24時間分と、ほぼ前日分に切り替わった。