岡崎英生
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岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

がごめ昆布は手に入るが…故郷・山形由来の“あのミョウガ”には二度と会えない

公開日: 更新日:

 今年3月の退園の際、信州の山里に借りた滞在型市民農園、四賀クラインガルテンから持って帰ってくることができなかった植物のひとつがミョウガだ。

 これはもともと故郷の生家の裏庭にあったのを株分けして移植したもので、クラインガルテンの北側のあまり日当たりの良くない場所に植えたところ、そこが気に入ったのか数年で大きく伸び広がり、毎年夏の終わりから秋にかけて大量のミョウガが採れるようになった。

 ミョウガは味噌汁の具にしてよく、ヌカ床に2、3日入れておいて漬物にしてもおいしい。スライスして、軽く湯通しをし、鰹節と醤油をかければ、酒のあてとして立派な一品になる。みじん切りにしたミョウガとシソの実の塩漬け、枝豆を軽く混ぜ合わせたミョウガ・シソの実ご飯も、さっぱりとしていて香りがよく、食欲のない朝でも1、2杯はいける。

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